
「能面のような表情」とは、よく無表情の喩えとして用いられますが、 能の世界はストーリー性よりもむしろ人間の情や内面を表現するのが大きな特徴です。 ですから実際にお舞台にかかる面は非常に豊かな感情を表現します。

怒り、悲しみ、喜び、憂い、憎悪、嫉妬、恥じらい、初恋のようなドキドキする心、 それら多くの人間(本当は霊や神)の心情を表現できるようさまざまな造形的工夫が施されています 、実際に良い面程、少しの角度差で大きく表情を変えますので、 面をつけ舞う演者もそのつける時の角度には大変気を使います。
今若
若女
翁
姥
山姥
慈童